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2021 コロナ禍でも桜!

今朝、早起きして桜の下を散歩してきました。

人のいない早朝!

朝日に輝くサクラ達。

やっぱ日本に生まれて良かったって思いますね。

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忙しい中、形だけでもお花見ができて良かったです!!!
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東日本大震災から10年の月日を超えて!

2021.3.11

あの東日本大震災から10年の月日が経ちました。

当日休みだった私は、友人からの連絡でTVをつけて愕然としていました。
今では決して放映されることのない津波の生中継をオンタイムで見ていました。
ヘリからの映像を見ながら、そっちに逃げちゃダメだ〜と
届くことのない大声をTV画面に向かって叫んでいたのを今でも鮮明に覚えています。

当時、自分に何かできないか?
ポータブルの歯科診療機器を持って現地に行きたい衝動にかられた。
しかし当院にも混乱をきたすことも含め断念し、無念もあった。

報道にはなってなかったが、その時に感じたことは、急いで避難して、入れ歯を津波に流されて
被災したのに食事が取れない方々が多かったのではないか、、、ということ。

この想いは大学1年で北海道に私が住んでいた1993年の7月に、
奥尻で起きた地震の時の経験が大きい。
この震災の時は夜だった事もあり、入れ歯を外して就寝中という高齢者が多かったと聞いている。

当時私が在籍していた東日本学園大学の歯学部の先生方が
津波で流された入れ歯を作りに現地に向かった話を聞いた時、
現地の人に大変感謝された事、希望が持てたと喜ばれた事、しかし
入れ歯を作るために歯型をとって出来上がるのに時間がかかる為
数日間は入れ歯無しで過ごして頂かなくてはならなかったと
嘆いていらした事を覚えていたからです。

今ならどうだろうか、、、。

私は口腔内スキャナー TRIOSというデジタル機器を
2017年に導入しました。
これは歯型などを3Dスキャンしてデジタルデータとして保存できます。

健康なお口の状態や、普段お使いの入れ歯のデータを残しておく事で
有事の時にそのデジタルデータで、復元できる強みがあります。
3Dプリンターなどの使用で、おそらく翌日には新しい入れ歯がお渡しできる。
今ではそんなことも可能な歯科医療技術へと進化している。
10年前では不可能だったことが、今の当院では可能となった。
まだ日本ではビッグデータでそれらの全てのデータを一元管理できていませんが
今後はそんな世の中になるのではと感じています。

今のうちから少しでも、カミタニ歯科に来てくださった患者さんの
過去のお口のデータが残っているという
そんな医院作りも必要だと再確認させられた。

東日本大震災から10年が経過して、
今何か起きた時に、自分にできる支援ならびに貢献は何か?
常日頃から考えながら、これからも歯科医療に従事していく所存です。

長くなりましたが、東日本大震災のみならず、全国の災害で被害に遭われた方々の
1日も早い、心と体の両面の回復及び地域の復興を心よりお祈り申し上げます。
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